闘病日記でありません.なぜなら私は病と闘ってないからです.くだらない日記です.

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PET検査後の診察 [癌の告知~大学病院に行くまで]

2009年5月28日

 そういえば、PET検査の料金の事を言っていませんでした。

 私は医者に紹介状を書いてもらいました。なので、自由診療(10割負担)ではなく、保険診療(3割負担)で29800円でした。
 保険診療での料金は2001年の終わりぐらいのPS2の値段と一緒です。疑問なのは、自由診療で誰が検査を受けるのでしょうか。お金持ちが受けるのかな。

 私はPET-CTの写真を受付係からもらい、すぐに総合病院へ行きました。総合病院の耳鼻科の受付係に写真を渡して、私は待ちました。10分後に看護師が私の名前を呼び、診察室に入りました。

 結果は入り口だけが悪性腫瘍ではなくて、全体が悪性腫瘍とのことです。しかし、PET-CT写真を見る限りでは、転移はないそうです。私はそれを聞いても、喜んだりも悲しんだりもしませんでした。

 総合病院の医者はA大学病院の医者と話したと言いました(その総合病院の医者はA大学病院から来ています)。結果ここでは無理で、大学病院じゃないと手術できないと総合病院の医者は言いました。

 総合病院の医者は、写真を見ながら私に説明しました。腫瘍が眼と脳に限りなく近い。眼球を支える横の骨に接近と言うより密着している。脳も同じように腫瘍が骨に密着していると言いました。もしかしたら、脳や眼の骨が溶けているかもとも言いました。
 癌と言うのはその部分を取るだけでなく、周りも取らないといけないそうです。そうすると、眼を傷つけてしまったり、脳を支えている骨を他の皮膚から移植したりしないといけない。そのため、ここ(総合病院)では難しいから大学病院へ行って下さいと医者は言いました。

 医者は上記のA大学病院の他に、二つの大学病院とがんセンターを紹介しました。しかし、私はA大学病院に決めました。A大学病院に決めた理由ははっきりとはありません。
 A大学病院は総合病院の医者がA大学病院の医者と少し話しをしただけです。なので、他の二つの大学病院やがんセンターと同様、何度も診察するでしょうから、面倒なのは変わりません。私が通っている総合病院の医者は信頼しています。しかし、総合病院の医者は大学病院での手術に関わらないので、信頼性から見ても他の二つの大学病院やがんセンターと変わりがありません。
 
 では、なぜA大学病院を何となく選んだか。他の二つの大学病院の大学名は知っている。しかし、耳鼻科の医者の顔も名前も知らない。信頼している総合病院の医者はA大学病院から来ている。なら、A大学病院でOKということになりました。
 がんセンターと言っても、三つの大学病院と設備は変わらないと言っていました。特殊な機械があるわけではないのですね。それとも三つの大学病院の設備ががんセンターと同じくらい良いのかな。

 医者はセカンドオピニオンしますかと聞いてきました。面倒なのでしませんと私は言いました。私の症状だと、今後の予定はどこに行ってもほとんど変わらないようです。例外のために行く必要性が分かりません。手術の結果がだめだったらだめで仕方が無いですから。

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PET検査 [癌の告知~大学病院に行くまで]

2009年5月28日

 私は(総合病院の医者が紹介した所で)PET-CT検査を受けました。PET検査またはPET-CT検査は腫瘍が良性か悪性か、進行度がどれぐらいか、転移しているかどうかが分かるようです。場所によっては見つけにくいこともあるみたいです。
 総合病院の医者は悪性だと私に言いました。なので、私の場合は鼻の入り口に近い部分だけが悪性なのか、奥まで悪性なのかを調べるそうです。

 癌細胞はぶどう糖をよく食べるみたいです。そのため、ぶどう糖に似た薬(FDG)を注射する事によって、癌の有無や位置を調べます。
 ゆえに、私が受けたところは検査の5時間前から食べるのはだめ、水や甘味のないお茶は飲んでOKと総合病院で貰った紙に書いてありました。また糖尿病以外の薬は飲んでいいとも書いてありました。

 総合病院の医者が紹介した検査機関へは10時30分に来てくださいとのことです。上記のとおり、食べることはできません。しかし、水は飲めました。それだけで十分です。
MRI検査のおかげで水の大切さが分かりました。

 私は検査機関に行き、受付係に総合病院で貰った紹介状を渡しました。すると、受付係は問診表を書いてくださいと私に言いました。
 5時間以内に食べたか食べてないか、食べたとしたらどんなものか、頭に金属は入っているかです。
これはMRIと一緒です。
アレルギーについても質問がありました。

 私は書いた問診表を受付係に渡しました。受付係は書類を作ったりするので、20分くらいお待ちくださいと言いました。

 20分後に受付係が私を呼びました。受付係は私の後についてきてくださいと言いました。受付係について行くと、更衣室に着きました。受付係はそこ(更衣室)で着替えてくださいと言いました。ズボンや上着に金属がついていることが多いからです。
 下着以外全部脱いで、水色の服(テレビドラマに出てくる手術着みたいのです)に着替えました。

 私は着替えて、更衣室から出ました。そうすると、受付係はこちらですと言ったので、私はまた受付係のあとについて行きました。受付係はソファーがあるところで止まりました。受付係はここ(ソファー)でお待ちくださいと言い、受付に帰っていきました。

 しばらく待っていると(待ち時間が長い)、看護師が来ました。看護師は先程書いた問診表に基づいて色々質問してきます。看護師は閉所恐怖症ですかとも聞きました
 この質問は(総合病院のMRIがある部屋の)扉に書いてありました。体に金属が入っている方、妊娠、または妊娠と思われる方、狭い所が苦手な方は、職員にお知らせ下さいという文です。
後は、身長・体重・血圧を計りました。

 質問が終わると、看護師は、扉の左上にある読み取り機に(看護師が持っていた)カードをかざしました。すると、(重たそうな大きい)扉が横に開きました 。[1]

 扉の中に入ると、すぐ近くにテーブルがありました。そこに看護師が三人いました。奥にPET-CT検査の部屋があります。
 看護師はPET-CT検査の部屋の前にあるソファーに座って待っていて下さいと言いました。しばらくして、医者が来て、上記に書いたぶどう糖云々の話しをしました。そして、FDGを注射した後、一時間寝てもらって、そのあとPET-CT検査をすると言いました。その間あまり動かないでねとも言いました。
動くと糖の問題で色々支障があるそうです。

 医者は説明した後、どこかに行ってしまったので、私はまた待ちました。しばらくして、医者が戻って来て、私にFDGを注射しました。
 そして、側にいた看護師がペットボトルの水(500ml)を私に渡しました。
水を飲む理由は、尿と一緒にFDGを外に出すためです。[2]

 そのあと、看護師は控え室みたいな所に私を連れていきました。そこにはマッサージチェアみたいな椅子がありました。看護師はここに座って、寝るなり何なりしてくださいと言いました。
 私は一時間暇だろうなと思っていました。しかし、眠たかったようで、すぐに一時間が経ったように感じました。なので、暇ではありませんでした。

 一時間経つと、看護師が私の名前を呼びました。そして、FDGを外に出すために、トイレに行って下さいと言いました。私はトイレに行って、そのあと、PET-CT検査を受けました。

 MRIと比べれば、だいぶ楽でした。水は飲んでいいし、洗面器(持ち運びできる器を指す)を顔にかぶせません。工事現場のような音もしません。
検査時間は15分でした。
 愛玩動物(pet)、大好きになりそうです。

 受付に戻ってきたのが、12時50分でした。2時間20分、長いです。検査時間は全体の八分の一です。やはり、待ち時間の方が長い。
 さらに写真ができるまで、40分ぐらいかかるそうです。その間に近くのレストランで食事をしました。


註:
[1]:私は看護師に「開けゴマ」と言わないのですかと聞きました(質問しようと思って質問したのではない)。すると、看護師はそのような認証機能はありませんと言いました。そうですよね。
私もそのような認証機能がここ(上記の検査機関)にあるとは考えていません。扉が開くのを見て、思わず聞いてしまっただけです。

[2]:辛かったのは、水を飲むことだけです、なぜなら受付で待っている間に空腹を満たすため、大量の水を飲んでいたからです。そのため、500mlの半分しか飲めませんでした。まあ、受付で待っている間に飲んでいたから、何の影響もありませんでした。

タグ:PET-CT
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全く衝撃を受けない [癌の告知~大学病院に行くまで]

2009年5月21日 

 癌の告知で書いたように、医者は「葉さんは扁平上皮癌にかかっています」と言いました。
 そして、医者は転移があるか、どのくらい進行しているかを調べるためにPET検査をしましょうと言いました。うち(総合病院)には機械がありません。ですから、紹介状を書きます。なので、その検査機関に行ってくださいとも言いました。

 医者は良い意味で上記の検査機関は有名だと言っていました。PET-CTという検査装置があるみたいです。
 5月28日(木)は総合病院の医者がいると言っていました。ゆえに、その日(5/28)に上記の検査機関に行ってください。検査が終わったら、PET-CT写真を持って、ここ(総合病院)に来てくださいということです。

 私は本当に何の衝撃も受けていません。突然のできごとだったから、衝撃が現在(5/21の診察中)の私に追いついていないのかなと思いました。
 なので、家に帰って、いつものようにぼけーっとしていました。そんなこんなで、子夜(夜の12時)になりました。そのため、私は布団に入りました。布団に入って、自分が癌にかかっていることについて考えました。

 しかしやはり、私は落ちこんだり、恐怖したり、混乱するということはありません。精神状態は医者が私に癌の告知をする前と何ら変わりがありません。
 私は死にたいとは思っていません。しかし、(私が考えている)条件のもとでなら、死んでもいいかなあとは思っています。あくまで(私が考えている)条件下なら死んでも「いいかなあ」です。その条件下なら「死にたい」というわけではありません。(その条件下での死に方は幸せだとは思います)

 私はどんなことでも精神的打撃を受けないということを言いたいのではありません。癌の告知でも書いているように、私は意気地無しで、小心者です。ゆえに精神的打撃を受けることはよくあります。
 しかし、私はなぜ癌の告知では、精神的打撃を受けないのだろうか。そのことに私は興味があります。

 WWW上を探していたら、下記の文章を見つけました
 人生あと十三年
マンボウの作文と言うタイトルですから、マンボウという方の作文なのでしょう(そのまんまだろ)

これだけ見ると、マンボウさんとその先輩は暖気な性格あるいは楽天家だから、衝撃を受けないのでしょう。

 私の場合はどうか。私は「なんとかなるさ」「なるようにしかならない」と思っている。これは暖気な性格かつ楽天家ということになるのか。
 私の周りの人は「葉はのんびりした性格」だといいます。あと、「なんとかなるさ」「なるようにしかならない」というと、どこからその自信がでてくるのかともいいます。どこからかなんて私にもわかりません。根拠はないですから。

 このような暖気な性格かつ楽天家であること、(私が考えている)条件のもとでなら、死んでもいいかなあと思っている。この二つのため、私は衝撃を受けないのだろうなと考えた。


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